リフォーム地域:群馬県佐波郡 Y様邸
数年後には公共の本下水が家の前まで来る予定なので、今浄化槽を設置してももったいない…。そんな状況のお客様からのご相談でした。現在は汲み取り式便器(いわゆるボットントイレ)で、体への負担を軽減するためにアタッチメント式の洋式カバーを設置していました。
汲み取り式トイレの問題は体への負担だけでは有りませんでした。時折遊びのくるお孫さんが、便槽の下まで丸見えの汲み取りトイレを怖がってしまうとの事。また、壁の外側はトタンの外壁1枚で夏場は焼けるように熱く、冬場は凍るほど寒い空間で、少しでも改善したいとご希望でした。
[施工後]
今回施工させていただいた便器は「簡易水栓トイレ」というタイプで、イメージは新幹線のトイレです。ごく少量の水をシュワッと流し、便器内の弁がパカッと開くと、汲み取り便槽の中に汚物が落ちる…という仕組みです。ごく少量の水で洗浄するので、これまで通りの汲み取り作業を続ければ便槽があふれる事はほとんど有りません。お客様と相談の結果、壁には12ミリのコンパネを貼り、あえてコンパネの木目をそのままにする事で暖かく感じる仕上げになりました。